2019.04.01

各位

2019年4月1日

公益目的支出計画(*1)の変更認可取得のお知らせ

 一般財団法人化学及血清療法研究所(熊本市中央区、理事長:木下もとはる、以下「化血研」)は、2018年7月にKMバイロジクス株式会社に医薬品製造販売業を譲渡致しました。これを機に、財団としての事業の見直しを進め、2018年12月に内閣府公益認定等委員会に「公益目的支出計画」(*1)の変更申請を行っておりましたが、本日付で当該申請に対する認可が得られましたのでお知らせ申し上げます。
 新計画では、2019年度に顕彰事業を、2020年度に研究助成事業をそれぞれスタートし、研究開発を中心とした従来の事業とは一線を画した基礎的研究への助成、将来のための医療技術者の育成等を充実させたものとしております。永続的に公衆衛生面での公益的役割を担い、また、併せて従来から実施してきた学術集会の開催・後援や奨学金給付事業等を強化し、これらを当法人の核心的事業と致します。なお、継続的取り組みとして、薬害エイズ訴訟和解に伴う対応、また、それらの風化を防ぐための薬害教育、コンプライアンス教育等を重視し、確実に遂行して参ります。

事業安定後(2022年度以降)の公益目的支出の見通し(計画ベース。単位100万円)

# 事業内容 金額 備考
1 研究助成事業 243 大学、研究機関等の研究者に対する研究助成金給付
2 顕彰事業 52 免疫・感染症、血液領域の優れた研究業績に対する顕彰
3 研究・調査事業 49 免疫・感染症、血液領域を中心とした基礎的調査・研究
4 予防衛生普及事業 131 学術集会等の主催・後援、奨学金給付、医療従事者育成等
合計 475

・本表には薬害訴訟に関する支出は含まれておりません。
・上記支出額には、事業運営のための間接的経費も含みます。

 化血研は、2018年7月1日に医薬品製造販売業等をKMバイオロジクス株式会社(本社:熊本市北区、代表取締役社長;永里敏秋)に譲渡後、事務所を熊本市中央区に移転し、新規に実施する公益事業の内容及び従来事業の強化を検討して参りました。これらにつきまして昨年12月に内閣府公益認定等委員会に「公益目的支出計画」の変更申請を行っておりましたが、本日付で当該申請に対する認可を取得しました。
 今後の中核的事業である公益事業は、4年程度を掛けて段階的に立ち上げ、完全実施時点で年間4億7千5百万円程度の支出規模とする予定としております。このうち新規事業である研究助成については、従前の事業と親和性の高い免疫及び感染症領域や血液領域に関する研究テーマにつき、国内の大学・研究機関等に対して研究費を助成します。また、同じく新規事業の顕彰事業については、今後の発展が期待される優れた研究業績に対して1件あたり1千万円の副賞をもって顕彰を行います(年間2件程度)。独自の研究調査事業につきましても、基礎的内容を重点的に継続して参ります。
 なお、血漿分画製剤事業は昨年7月1日にKMバイオロジクス株式会社が継承しておりますが、この事業継承に拘わらず、同製剤に起因した薬害エイズ訴訟については、引き続き当法人が真摯に対応して参ります。例えば和解に基づき国及びメーカー(当時)各社が毎年拠出している「健康管理支援事業費」に対しては、財源を信託基金化し、その保全と目的外取り崩し禁止を両立させることによって、将来にわたっての拠出が保証される仕組みを確立しております。
 新生化血研の今後にご期待ください。

(※1)公益目的支出計画:
旧・民法により設立された財団法人(公益法人)は、「一般社団法人及び一般財団法人に関する法律」の施行(平成20年12月1日)に伴い一般財団法人に移行するか、認定を受けて公益財団法人となるかの選択が求められました。このうち一般財団法人に移行した場合は、移行時点の純資産相当額について公益目的のための事業に支出するという「公益目的支出計画」を策定し、この認可を受けることが必要とされています。一般財団法人への移行当時、当法人においては、研究開発等で年間約70億円を支出するものとして認可を受けておりましたが、事業譲渡に伴い当初計画の継続が不可能となったことから、公益目的支出計画の変更申請を行っていたものです。

【お問い合わせ先】
〒860-0806 熊本市中央区花畑町4-7
朝日新聞第一生命ビル11階
一般財団法人化学及血清療法研究所 事務局
担当 桝田 電話:096-297-2152
メール: information@kaketsuken.org